みなさんは腰の痛みを感じた事がありますか?
私たちROOTS YOGA KAMAKURAのヨガレッスンにも実は腰痛を感じていらっしゃる方がとても多い事に驚きます。年齢的には40〜60代の約4割の方が腰痛に悩んでいる事が明らかになっているそうですが、病院に通っても完治しないことが多いそうです。最近のレッスンでは20〜30代の腰痛には関係のなさそうな年代までもが腰の痛みを感じており、40〜60代の方よりも身体が固く痛みを抱えているというパターンもよく見かけます。
腰痛は根本的原因を見極めて、適切な練習をすることが非常に効果的に痛みをなくすことに繋がるのです。
腰という感じには要という文字が隠れている通り、身体の要なのです。
みなさんは”腰”と言われて身体のどの辺りをイメージしますか?
以前『人体の不思議展』で脳を持ってみる事が出来るコーナーがあるのですが、持ってみたらあまりの重たさに腰が抜けそうになりました。。
そんな重たい頭部を持ちながら、2本の足で直立し二足歩行を行う人間は、4本の足で歩く四肢動物に比べて背骨に非常に大きな負担がかかっていることは容易に想像ができます。
背骨をしっかりと支える土台である骨盤にも同様の負担はかかってきます。更に腰といわれる背骨の中の腰椎や骨盤は体重の大半を占める上半身の重みを支えています。その中には内蔵も含まれています。
運動の際には曲げたり、反らしたり、ねじったりという様々な動きが出来る分負担も大きいのです。
その多くは原因不明の腰痛と言われています。関係学会は治療法として安静よりも運動が効果的で、1ヶ月以上続く痛みにはマッサージの効果の是非ははっきりしていないとの見解を発表しています。
一時的に腰痛を治す為にマッサージや塗り薬、貼り薬などを行っていても根本的原因に目を向けない限り腰痛は治りません。
なぜこれほどまでに現代人は腰痛が多いのか…
ここではその根本的原因を探り、私たちROOTS YOGA KAMAKURAでおこなっている、古典ヨガの観点から考える対処法(軽減法)をご紹介したいと思います。
まず腰痛の原因を大きく分けると2つに分けられると思います。
1つ目は、骨や筋肉の損傷等による外科的原因
2つ目は、生活習慣による原因
ではさっそくチェックしていきましょう。
まずはこのチェック欄を確認してみましょう。
□痛みが一ヶ月以上続いている
□身体を休めても腰の痛みが治まらない、更に強くなる
□腰以外の症状も同時に起こっている
(お尻や足などの下半身のしびれ、歩行障害、足の筋力低下、脱力感、排尿•排便障害など「内科的症状」、発熱、
寒気、冷や汗、だるさ、吐き気、嘔吐、胃痛、腹痛、食欲不振、血便など)
□食事、生理、排尿の際に痛みが伴う
このリストに一つでも該当する方は信頼できる専門の医師にしっかりと診てもらい適切な処置を行って下さい。
次にこちらのチェック欄も確認してみましょう。
□いつも痛みがある訳ではなく、一定の動作の際に痛みが生じる
□痛みは1週間〜1ヶ月の間に軽減されている
□朝晩や長時間同じ姿勢の後は痛むが、運動することで良くなっている
こちらに1つでも該当する方は、病院に行っても解決しない場合が多く、日常生活を見直す必要がありそうです。
しかし、習慣というのは自分では把握しづらいものですよね。そこで、生活習慣チェック表を作ってみました。
早速確認してみましょう!
基本習慣
□寝る時間が13時を過ぎている
□よく夢をみる
□ねむれない
□高い枕で寝ている
□うつぶせで寝る
□食事の時間が不規則
□早食い
□大食い
□甘い物が好き
□辛い物が好き
□ご飯よりパンや麺類を多く食べる
□便秘気味
□下痢気味
□トイレを我慢する癖がある
□水を1日1リットル飲まない
□毎晩シャワーで湯船にあまりはいらない
姿勢習慣
□座った姿勢で過ごす時間が長い
□たち姿勢で過ごす時間が長い
□重たい物をよく持つ
□PCやスマートフォンをずっとみている
□前屈みの姿勢が多い
□鞄をいつもどちらか一方の肩にばかりかけている
□椅子に座っている際に足を組む
□床で斜め座りばかりしている
服装習慣
□ヒールの靴をよく履いている
□ショルダーバックで通勤している
□首の大きく開いたデザインをよく着ている
□ローライズのパンツを履く事が多い
□基本的に冬でも薄着
思考習慣
□先の事がいつも不安である
□過去の事を思い出したり考えたりする事が多い
□一日にあまり笑わない
□ありがとうを言葉にするのが苦手
□根に持つタイプだ
ここでチェックが5つ以上ある方は生活習慣を見直してみる必要があります。腰痛だけでなく他の不調や悩みも解決されるかもしれませんよ。
腰痛には、日常生活での筋肉疲労、精神的疲労がしっかりと回復されていないことで身体の筋肉が緊張しそれに伴い関節の可動域も狭まり、体全体が固くなってしまうことが大きな要因となっています。
□早寝早起き
□決まった時間に食事をとる
□よく噛んで味わって食べる
□毎日排便をする
□トイレは我慢しない
□水(常温)を1日1リットル以上は飲む
□寝る直前に食事を摂らない
□身体を冷やさない
□ヒールの靴で通勤しない
□通勤鞄はリュック
□よく笑う
□毎日家族にありがとうと伝える